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にんじんで潰れたシェアハウス

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2〜3年前、北海道の某市にて半年間シェアハウスに住んでいた。
入居してからしばらく韓国人3人に日本人が2人の5人住んでいた。
ある日、シェアハウスのオーナーから「日本人カップルの入居希望者がいるんだけどどう思う?」と連絡があった。
カップルということで「シェアハウス内で男女問題起こらへんかな?」という多少の心配はあった。

まぁ、シェアメイト達に女グセ・男グセが悪い奴は一人もいなかったので、シェアメイトに関して心配よりも、結局そのカップル次第という認識を全員が持っていたので後日見学というか顔合わせがあった。

数日後、顔合わせに来たのは、メガネを掛けたヒョロ長い真面目そうな男性と、同じくメガネを掛けたオカッパ風の女性。
二人とも「ザ・文系」といった感じ。
話してみると見た目通り二人とも真面目そうな性格で、「将来的に結婚を考えてるんですけど、彼女の親が同棲に反対してるので、シェアハウスだったら二人きりじゃないので何とかOKして貰えるんです」と言われた。
まぁ、なんとも絵に書いたような真面目なカップルだったので、満場一致で入居に賛成。
それからその新しいカップルが加わり、リビングで談笑したり、それぞれ料理を作って一緒に食べたりして以前と変わらず楽しい時間を過ごした。

それから約1~2ヶ月のある日、
いつも通り夕食を食べようとしてリビングに行くと、既にカップルが席について食事をしていた。
しかし、いつもチョット様子が違う。
なんか暗い。
重苦しい空気の中、キッチンで料理をしながら聴き耳を立てていると

「なんでだよ。ちゃんと野菜も食いなよ」

「いらないよ。なんでわざわざ嫌いなもの食べなきゃいけないの。◯◯君食べてよ」

どうやら好き嫌いをする彼女に彼氏が注意してるようだった。
しょーもない痴話喧嘩。

「いつも食べないじゃん私」

「じゃあ自分で作ったらいいじゃん」

「頼んでないのに作ったんじゃん!」

徐々に喧嘩がヒートアップしてきたその時、夕食を作りに来た韓国人の女の子が入ってきた。
すぐに喧嘩しているのを察知して、俺に無言で目配せしてきた。
俺もその子も無言で料理を作り終え、気まずさを抱えテーブルに着いた。

すると、

「もういい!私今日は◯◯ちゃん(韓国人の女の子)の部屋で寝るから!」

と怒鳴った。
急な流れ弾にその子も俺もビックリして、仲裁に入ることになった。
結局その日はなんとか収めることができたものの、その事が引き金になり毎晩のように二人は喧嘩するようになった。

だんだんとリビングにも人が集まらなくなり、最終的には全員が部屋で食事するようになってしまった。
結局、仲良くやっていたシェアハウスはカップルの「にんじん」によって引き裂かれることになった。

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最終更新日:2016-03-31 13:18

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